2018/4/22
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動物の町の物語 4 |
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4.秋まつりのお話 ![]() 動物の町では、毎年、木の葉が色づき始める頃、 町の動物たちがみんなで集って、3日間盛大な秋まつりをしています。 ブドウやアケビ、キノコまで、たくさんの秋の実りを感謝するのです。 今日は、秋まつりの準備をする日です。 みんなで集って、町や山、畑、川も海の方もまわって、 秋のものを見つけるのです。 食べ物だけでなく、色々な秋らしいものを見つけます。 きれいなモミジ、ドングリとクリ、山ブドウ、大きなキノコ、 かわいいアケビ、ガマズミの実やマツボックリ、きれいな柿の実。 編みかけの毛糸の帽子や木の葉で作ったポシェット。 中には、湖に映ったきれいな紅葉の写真や秋の魚が写った写真もありました。 「色んな秋があるんだなぁ。」 「これもみーんな神様がお創りになられたんだなぁ。」 とみんな感心して、とても楽しそうです。 次の日、楽しみにしていた秋まつりの日がやってきました。 町中にテントが立ち並び、楽しそうな笑い声が響いています。 沢山のテントでは、色々な秋のものが売られていました。 そして、至る所でこの言葉が飛び交っています。 「秋を創られた主に感謝!この町を創られた主に感謝! ハレルヤ!秋の恵みをありがとう。」 夜になって暗くなると、みんなで火を起こし、その周りを丸く囲みました。 そして、動物たちは賛美を捧げたり、子供たちと一緒にマシュマロを焼いたりしていました。 こうして、秋まつりは賑やかに過ぎていきます。 おまつりの最後の最後、みんな大きな声であの言葉をくり返しました。 「秋を創られた主に感謝!この町を創られた主に感謝! ハレルヤ!秋の恵みをありがとう。」 こうして今年も秋まつりが終わりました。 次の日、動物の町の学校では、先生がこんな話をしました。 「みんな、秋まつりは楽しかったですか?」 「すごく楽しかった!毎日やりたいくらい!」 「じゃぁ、やりましょう!」 「えっ?」 「秋まつりだけじゃなくて、春は春まつり、夏は夏まつり、 冬は冬まつりをすればいいんですよ! だって神様はすべての季節をお創りになられたでしょ。 だから、いつでも神様に感謝できますよ! 今日の授業では、色々な季節の感謝することを見つける事にします!」 「やったー!」大きな歓声が上がりました。 「まず、春の感謝することを見つけましょう!」 「はい!」すぐに手が上がりました。 先生は次々に指名していきます。 お花や雪どけ水、きれいな木の葉、春の空気、 イースターや誕生日…。 みんなすっかり春の中に入ってしまいました。 夏は水遊びや太陽、冷たいアイスクリームにひまわり、 キャンプ、カブトムシやクワガタムシ…。 冬には雪合戦やかまくら作り、温かい薪ストーブ、 スケート、スキー、ホットココア…。 感謝する事は尽きません…。 みんなこんなに沢山感謝なことがあるんだとびっくりしていました。 先生が、黒板のすみに、今日の宿題を書き始めると、 又「やったー!」と声が上がりました。 黒板にはこう書いてありました。 『今日の宿題 ノートにそれぞれの季節の感謝することをまとめてくる。』 先生は続けて話し始めました。 「世界には春、夏、秋、冬だけでなく、色々な季節があるんですよ。 雨期と乾期がある地域、つゆと言って、雨が沢山降る季節、 国によっては一年中暑い国、一年中寒い国もあるんですよ。 みんな色々調べてみて、色々な感謝を見つけてくださいね。」 次の日の授業は宿題でノートに書いてきたことを みんなで心から神様に感謝しました。 「春を創られた主に感謝! ハレルヤ!春の恵みをありがとう。 夏を創られた主に感謝! ハレルヤ!夏の恵みをありがとう。 秋を創られた主に感謝! ハレルヤ!秋の恵みをありがとう。 冬を創られた主に感謝! ハレルヤ!冬の恵みをありがとう。 雨期も乾期も創られた主に感謝! 寒い所も暑い所もありがとう。」 詩篇103:1,2 わがたましいよ 主をほめたたえよ。 私のうちにあるすべてのものよ 聖なる御名をほめたたえよ。 わがたましいよ 主をほめたたえよ。 主が良くしてくださったことを何一つ忘れるな。 テサロニケ第一5:16〜18 いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。 すべてのことにおいて感謝しなさい。 これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。 |
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