2018/1/20
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喜びの花束 |
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(by そっちゃん) 喜びの花束
あるところに小さな小さな町がありました。 その町には、あるおばさんが住んでいました。 そのおばさんは、みんなに意地悪をしていました。 町の人々はそんなおばさんを嫌っていました。
実は、そのおばさんは昔、色々な人から意地悪をされて辛い時を過ごしていて、 それから、自分も意地悪をするようになってしまいました。
しかし、その町の牧師さんは、その状況を見てとっても心を痛めていました。 牧師さんは随分昔、おばさんがまだ子供の頃のことを知っていました。 子供だった時のおばさんは優しくて、教会にも通っていました。 しかし、今ではおばさんは教会にも来なくなっていました。
そして、ある日のことでした。 あまりにもおばさんと町の人々の仲が悪いので、 牧師さんは近くに宣教に出かけていた宣教師さんに会いに行き、 一緒にお祈りしたり、相談をしました。
又、おばさんに聖書の話をして神様の愛を伝えたりしていました。 しかし、その後もおばさんの態度は全く変わりません。
牧師さんは町の人達が教会に来た時に、 「どうかおばさんに優しくして下さい。 そして、おばさんがもう一度神様の道を歩めるように祈って下さい。 イエス様はあのおばさんの罪も赦して下さったから、私達も赦しましょう。」 と呼びかけました。
ある日、おばさんは「今年の誕生日も1人で過ごすのか…。」 とつぶやきました。 それを近くの木の陰で聞いていた子供たちは牧師さんと宣教師さんのところに 相談に行きました。 すると、宣教師さんは「そうだ!いいことを思いついた!」と言いました。 その考えを話すと、皆で顔を見合わせてニッコリと笑いました。 どうやら、とっても良い考えを思いついたようです。
そして、おばさんの誕生日の日になりました。 おばさんは、今日もさみしく過ごすと思っていましたが、 おばさんに誕生日のお祝いのカードが届いていました。 カードには「お誕生日おめでとう。町の中心にある木の下に来てね!」 と書いてありました。 その木は『信仰の木』と言われていて、町のみんなが大切にしている木でした。
おばさんは、その木の所にいってみることにしました。 しかし、誰もいる様子はありません。 やっぱりいたずらだったのかなと思っていると、 子供たちが草むらの陰から出てきました。
そして、その子供たちはおばさんに「お誕生日おめでとう!」 と言い大きな花束をあげました。 それから、宣教師さんと牧師さんが、木の後の方から出てきて、 「おめでとう!」と言いました。 そして、町の人達も家の中から出てきて、おばさんを取り囲んで口々に 「おめでとう!おめでとう!おめでとう!」と言いました。
そして、おばさんは、おいおいと泣いてしまいました。 「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。 ありがとう。ありがとう。ありがとう。」
そして、皆で言いました。 「ハレルヤ!ハレルヤ!ハレルヤ!」
それからというものおばさんは優しくなりました。 そして、誰よりも神様に仕えるものとなりました。
ヨハネ15:9〜11 父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛しました。わたしの愛にとどまりなさい。 わたしがわたしの父の戒めを守って、父の愛にとどまっているのと同じように、あなたがたもわたしの戒めを守るなら、わたしの愛にとどまるのです。 わたしの喜びがあなたがたのうちにあり、あなたがたが喜びで満ちあふれるようになるために、わたしはこれらのことをあなたがたに話しました。
エペソ4:32 互いに親切にし、優しい心で赦し合いなさい。神もキリストにおいてあなたがたを赦してくださったのです。 コロサイ3:12〜14 ですから、あなたがたは神に選ばれた者、聖なる者、愛されている者として、深い慈愛の心、親切、謙遜、柔和、寛容を着なさい。互いに忍耐し合い、、だれかがほかの人に不満を抱いたとしても、互いに赦し合いなさい。主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたもそうしなさい。そして、これらすべての上に、愛を着けなさい。愛は結びの帯として完全です。
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