色なんて関係ない

　あるところに黒人の小さな女の子がいました。

女の子の名前はシェリーと言いました。

シェリーには仲良しの白人の男の子のお友達ジョンがいました。

２人はよく一緒に遊んだりお話ししたりして、親友でした。

　しかし、２人が段々大きくなって成長していく中で、

会う時間が少なくなっていきました。

しかし、２人は仲良しで、時々しか会えなくなっても、心が通じていました。

　そのころは、黒人は差別されて、学校などでも間違った考えが教えられていました。

　もっと大きくなっていく中で、とうとうジョンから連絡がなくなり、

会えなくなってしまいました。

シェリーは（きっと、私が黒人だからきらわれちゃったのかしら？）と悲しくなりました。

　シェリーは神様にお祈りして悲しい気持ちをイエス様に伝えました。

イエス様は「私はいつもあなたと一緒にいるよ。色なんか関係ないんだよ。

わたしはあなたを愛しているよ。」と言ってくれました。

　シェリーは勇気をだしてジョンに会いにいきました。

ジョンのお家のドアをノックするとジョンが出てきました。

シェリーは「色なんて関係ないよ。また一緒に遊ぼう。」と言いました。

　ジョンの心にも勇気が出ました。

シェリーもジョンも互いに顔を見合わせ、にっこりと笑いながら握手をしました。

　それからというもの２人は離れることはありませんでした。