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2018/3/4
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緑のまきばの物語 ３ |
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３.お祈りの力のお話  ある日、羊飼いのホープがいつものように羊たちの様子を見に行くと、 何だか羊たちがぐったりしています。 よく見てみると、ほとんどの羊たちが苦しそうにしています。 ホープは急いで近くにある小さな診療所のお医者さんを呼びに行きました。 お医者さんは羊たちを一匹一匹調べて、言いました。 「羊のはやり病だねぇ。何日か前に他の町や村から来た商人や 羊飼いが来なかったかい？」 「はい。来ました。」ホープは答えました。 「2日前に旅をしている商人が来て、ランプや服を売って行きました。」 「それだ！その時、移ったにちがいない。早く見つけられて良かった。 手遅れにならずにすんだからね。」お医者さんは言いました。 「治すにはどうしたらいいのですか？」とホープが聞くと、 お医者さんは小さな葉っぱを見せながら、言いました。 「この薬草を探して食べさせるんだ。 でもこんなに沢山いるから見つけた分では足りないだろう、 私が持っている薬草を分けて上げるよ。 ハレルヤ森辺りで探すといい。後はお祈りだな。」 ホープの家族は早速、羊たちに声をかけてから、 家からバスケットを持って来て、ハレルヤ森に薬草を探しに行きました。 神様に薬草のある場所を教えてくださいとお祈りしながら探すと、 薬草が大きなバスケットに山盛りも見つかりました。 ホープは「こんなに沢山見つけて下さって感謝します。 どうか羊たちを治して下さい。」と神様に向かって言いました。 そして、急いで帰ると、羊たちにその薬草を少しずつ食べさせましたが、 なにしろ羊たちはとても沢山いるので、バスケットに山盛りにあった薬草は、 すぐになくなってしまいました。 直ぐにまた、ホープの家族はハレルヤ森に薬草を取りに行きました。 帰りに診療所へよると、お医者さんは沢山薬草をくれました。 そして、また羊たちに食べさせました。 これが何回も何回も続きました。 もう全ての羊たちがしっかり薬草を食べたので、 家族みんなでお祈りを始めました。朝起きた時から夜寝るまでの間、 ごはんを食べている時も家の手伝いをしている時も祈り続けました。 お祈りを始めて３日目の朝、家族で羊たちの様子を見に行くと、 ほとんどの羊たちは少しずつ回復にむかっているようでした。 でも一匹すごく苦しそうで弱った羊がいます。オリーブです。 「オリーブ。しっかりして…。」妹のラブが言いました。 「よし！もっとお祈りしよう！」とお父さんが言うと、 みんなで羊たちを一匹一匹心を込めてお祈りしていきました。 次の日の朝、お母さんがお父さんに言いました。 「きのうの夜、不思議な夢を見たの！その夢でイエス様が 私たちの祈りは届いたって、羊たちは大丈夫だっておっしゃったの。」 お父さんはびっくりして言いました。 「わたしも同じ夢を見た！全く同じだ！」 それを聞いていた子供たちも口々に「ぼくもだよ！」「あたしも見た！」 「全部同じだ！」と言いました。 ホープの家族は羊たちを見に出かけると、 なんとオリーブが元気な様子で一目散に走って来ました。 「オリーブ！」ホープはオリーブを優しく抱きしめました。 「きのうの夜にね、イエス様が来てくれて、ぼくたちに手を当ててくれたんだ。 そしたら、みんな元気になった！」とオリーブは言いました。 羊たちとホープの家族はみんなで神様に感謝しました。 「ハレルヤ！神様、お祈りの力を教えてくれてありがとうございます！」 マタイ18:19 まことに、もう一度あなたがたに言います。あなたがたのうち二人が、どんなことでも地上で心を一つにして祈るなら、天におられるわたしの父はそれをかなえてくださいます。二人か三人がわたしの名において集まるところには、わたしもその中にいるのです。
ルカ18:1 いつでも祈るべきで、失望してはいけないことを教えるために、イエスは弟子たちにたとえを話された。
詩篇91：1〜3 いと高き方の隠れ場に住む者 その人は 全能者の陰に宿る。 |
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