2018/6/18

人間の町の物語 4

4.イエス様と天国のお話
 
 
 シオンはアンティーク屋さんの仕事をしている男の人でした。
 
 
 ある日、シオンが早めに出勤して掃除をしていると、
「おはようございます。」と
もう一人の従業員のスーがお店に入って来ました。
 
 
 また、いつもの1日が始まりました。
家具を磨いたり、お皿を拭いたりして
準備ができると、入口の看板を『OPEN』にしました。
 
 
 いつもは近所のおばさんがすぐに来てくれて、毎日ではないけれど
アンティークを買ってくれます。
そして、いろいろおしゃべりしながら、
しばらくお店で楽しい時間を過ごしていました。
 
 
 しかし、今日はいくら待ってもおばあさんは来ません。
シオンとスーはどうしたのかと思って、
おばあさんの家に電話をかけてみました。
 
 
 おばあさんの息子が電話に出ました。
そして、隣りの部屋に寝ていたけれど、
朝起きてみると、おばあさんが動かなくて、
天国に旅立ったと教えてくれました。
 
 
 2人は悲しみましたが、
おばあさんがイエス様のおられる
天国にいることはうれしく思いました。
 
 
 
 次の日、お店にスーが来た時、
スーはシオンにいきなり言ったのです。
「シオンさん!私、天国の夢を見たんです!」
 
「て、天国?」
 シオンはびっくりして聞き返しました。
 
スーはうなずきながら言いました。
「はい、そうなんです!昨晩、天国の夢を見たんです!」
 
「て、天国ってどんなところなの?」
 
「私も初めて見て、びっくりしたんですけど、
すごーくきれいなところで、キラキラ輝いているんです。
そう!あの隣りのおばあさんにも会ったんです。
おばあさん、若々しい美しい姿でした。
それで、おばあさん、こう言ったんです。
『ここはとっても楽しいのよ!』って。」
 
 
 
 これを聞いて、シオンは本当にびっくりしました。
この日、仕事が終わるとシオンは家で考えました。
「神様、これはどういうことですか?
私も天国に行きたいです。私は天国に行けるのでしょうか?」
そうお祈りすると、シオンは気づきました。
(そうか!神様は私の心を天国と神様の方へと
向かわせたかったんだな。)
 
 
 
 皆さんの心も神様は天国へと向かわせたいのです。
 
 
 
 
 
ピリピ人への手紙3:20
しかし、私たちの国籍は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主として来られるのを、私たちは待ち望んでいます。
 
 
 
コロサイ3:1,2
こういうわけで、あなたがたはキリストとともによみがえらされたのなら、上にあるものを求めなさい。そこでは、キリストが神の右に座に着いておられます。上にあるものを思いなさい。地にあるものを思ってはなりません。
 
 
 
 
 
 
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主よ 私たちの主よ

あなたの御名は全地にわたり  なんと力に満ちていることでしょう。

あなたのご威光は天でたたえられています。

幼子たち 乳飲み子たちの口を通して あなたは御力を打ち立てられました。

あなたに敵対する者に応えるため復讐する敵を鎮めるために。

      詩編8:1、2

 

 

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